米証券取引委員会のソルトレイクシティ事務所は、仮想通貨業界ではデットボックスに対する詐欺訴訟の失敗で悪名高いが、この事件で解雇された職員も含め、職員の「大幅な人員減少」が見られたことから閉鎖される予定だ。

SECの弁護士マイケル・ウェルシュ氏とジョセフ・ワトキンス氏は、誤解を招く根拠でユタ州に拠点を置く仮想通貨会社DEBT Boxの資産を凍結しようとしたことで「重大な職権乱用」を犯したとして連邦判事が制裁を科したことを受け、4月に辞任した。先週、判事はその訴訟を棄却し、SECにDEBT Boxに180万ドルの訴訟費用を支払うよう命じた。

「当局は事務所閉鎖の決定にあたり予算と組織の効率性を考慮しており、他の地方事務所を閉鎖する予定はない」とプレスリリースで述べた。

SECは、規制当局のデンバー事務所があらゆる執行管轄権を引き継ぐと述べた。