この記事はもともと、暗号通貨市場の最新の動向を解説する CoinDesk の日刊ニュースレター「First Mover」に掲載されたものです。購読すると、毎日メールで受け取ることができます。

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ビットコインは欧州時間の午前中に1か月以上ぶりの安値に下落し、63,500ドルまで下落した。ビットコインが64,000ドルを下回ったのは5月中旬以来初めて。本稿執筆時点でビットコイン価格は約63,900ドルで、過去24時間で3.5%下落した。より広範なデジタル資産市場の指標であるCoinDesk 20 Index (CD20)は2.3%弱下落し、ETHは2.25%下落して3,500ドル、SOLは3.8%近く下落して132.24ドルとなった。

米国の現物ビットコインETFは木曜日に5日連続の流出を記録し、今週の損失総額は9億ドルとなり、4月下旬以来の最大の流出となった。SoSoValueが追跡したデータによると、上場されている11のETFは木曜日に1億4000万ドルの損失を出し、取引高は11億ドルだった。1月にETFに転換されて以来、流出がほとんどだったグレイスケールのGBTCが5300万ドルでトップ、フィデリティのFBTCが5100万ドルで続いた。保有資産で最大のETFであるブラックロックのIBITは、純流入が100万ドル増加した唯一の商品だった。他のETFは純増減ゼロだった。

スタンダード・チャータード銀行はビットコインとイーサリアムのスポット取引デスクを設立すると、ブルームバーグが金曜日に報じた。ロンドンを拠点とするデスクはまもなく業務を開始し、銀行のFX取引部門の一部となると、この件に詳しい関係者の話として報じられた。ゴールドマン・サックスなど他の銀行は数年前から仮想通貨デリバティブの取引を行っているが、スタンダード・チャータード銀行はスポット仮想通貨取引に参入する最初のグローバル銀行の1つとなる。スタンダード・チャータード銀行は、デジタル資産管理会社ゾディア・カストディとその取引所ゾディア・マーケッツの支援者として、仮想通貨への関与は今や確立されている。

今日のチャート

  • このグラフは、米国やその他の先進国、主要新興国が依然として景気循環の拡大後期にあり、景気後退には至っていないことを示している。

  • そのため、一部のアナリストは、景気循環が景気後退に転じ、広範囲にわたるリスク回避を引き起こす前に、ビットコインがさらに上昇すると予測している。

  • 出典: フィデリティ

- オムカール・ゴドボレ

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