ノルウェー当局は、ロニン橋攻撃で盗まれた570万ドル相当の仮想通貨を凍結し返還することに成功した。

ノルウェーは、2022年にオンラインゲーム「Axie Infinity」がハッキングされ、盗まれた6億2000万ドル相当の仮想通貨を凍結し、返還することに成功した。

金曜日のXの投稿で、Axie Infinityの背後にあるブロックチェーン企業Sky Mavisは、経済環境犯罪捜査検察国家庁が米連邦捜査局およびブロックチェーン科学捜査企業Chainalysisと緊密に協力して資産を凍結したことを明らかにした。

本日、ノルウェー政府とØkokrimから嬉しいニュースが届きました。ノルウェー経済環境犯罪捜査訴追局(Økokrim)は、ロニン橋から盗まれた資産570万米ドルを凍結し、返還することに成功しました…

— スカイ・メイビス (@SkyMavisHQ) 2024年6月7日

シンガポールを拠点とする同社によれば、回収された資産の約15%は回収プロセス中に発生した費用に充てられ、残りの85%は「Axie Infinityの金庫に預けられる」という。

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「私たちは、回収活動に協力してくれたすべての人々、特にAxieとRoninコミュニティのためにこれらの資産を追跡し回収するためにたゆまぬ努力をしてくれたØkokrimと米国のFBIに心からの感謝を表明したいと思います。」

スカイ・メイビス

ブロックチェーン企業はまた、別途4000万ドルの仮想通貨ファンドが凍結されたと付け加えたが、この件についての詳細は明らかにせず、「これらの資産の回復にはしばらく時間がかかり、この別個の資産プールの回復と返還の具体的なスケジュールについて指針を与えるのに十分な情報がない」と述べた。

2022年、Axie Infinityのクロスチェーンブリッジは、北朝鮮人とみられるハッカーがRoninサイドチェーンとイーサリアムブロックチェーンを接続するブリッジの脆弱性を悪用し、6億2000万ドルの被害を受けた。その後の報道によると、ハッカーが同社のエンジニアを騙して偽の求人に応募させ、Roninのシステムに侵入する悪意のあるスパイウェアコードが仕込まれたことが、ハッキングの動機となった可能性が高いという。

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