ビットコイン採掘大手ビットファームズは、これまで最高採掘責任者を務めていたベン・ギャニオン氏を同社の新最高経営責任者に任命した。

ビットコイン(BTC)マイニング企業ビットファームズは月曜日のプレスリリースで、米国のライバル企業ライオット・プラットフォームズとの買収争いの中で、ベン・ギャニオン氏を新最高経営責任者に任命したと発表した。

ビットファームズのニコラス・ボンタ取締役会長はプレスリリースで、ガニオン氏は「エネルギー生成、熱リサイクル、エネルギー取引、AI(人工知能)向けHPC(高性能コンピューティング)」などの新分野への事業拡大と多様化に取り組むと述べた。

「ベンは最高マイニング責任者としての在任期間中、ビットファームの成長計画の策定に重要な役割を果たし、会社が大きな価値創造を推進する立場に立った」とビットファーム取締役会の独立調査委員会の委員長、エディ・ホフマイスター氏は述べた。

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この新たな任命のさなか、ビットファームの買収を求めていた米国のビットコイン企業ライオット・プラットフォームズはプレスリリースで「ABetterBitfarms」と名付けた新しいウェブサイトを発表し、株主が「ビットファームの破綻した企業統治、緊急の取締役会変更の必要性、そしてライオットの非常に有能な独立取締役候補者3名」についてより詳しく知ることができるようにした。

ライアット・プラットフォームズは、トロントに本社を置くこのカナダのライバル企業に9億5000万ドルの買収を提案して以来、しばらく買収を試みてきた。しかし、コロラド州に本社を置く同社はその後、「現在のビットファームズの取締役会と合併の可能性について交渉することは不可能だ」として買収提案を撤回した。

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