ステーブルコイン発行会社のテザー・ホールディングスは、米国上場のビットコイン採掘会社ビットディア・テクノロジーズの株式1億ドルを取得した。取引完了後12カ月以内にさらに5000万ドル相当の株式を購入するオプションも付帯している。

Bitdeerのニュースリリースによると、私募は5月30日に完了した。

「ビットディアは、最先端の技術と強力な研究開発組織によって差別化された、ビットコインマイニング業界で最も強力な垂直統合型事業者の一つだと私たちは考えています」とテザーのCEO、パオロ・アルドイノ氏は述べた。

同氏はさらに、「ビットディアの実績と世界クラスの経営陣は、テザーの長期的戦略ビジョンと完全に一致している」と付け加えた。

ビットディアは、売却による純利益をデータセンターの拡張、ASICベースのマイニング装置の開発、運転資金、その他一般的な企業目的に充てる予定だと述べた。

「テザーの支援により、当社は成長を加速し、持続可能で効率的なビットコインマイニングにおけるリーダーシップを継続していく準備ができています」とビットディアの最高業務責任者リンフイ・コン氏は述べた。

Bitdeerの創業者兼CEOは、中国の仮想通貨界の大富豪、ジハン・ウー氏で、2013年に世界最大のビットコイン採掘用コンピューターチップ企業となったBitmainの共同創業者でもある。

シンガポールに本社を置くBitdeerは、米国、ノルウェー、ブータンにデータセンターを展開しています。