9月に選挙資金法違反と無認可の送金事業の運営で有罪を認めた破産した仮想通貨取引所FTXの元幹部ライアン・サラメ氏は、火曜日に懲役刑を言い渡された。

サラメ氏の弁護団は18か月以内の刑期を求めたが、検察側は5年から7年を要求した。FTXの元CEOサム・バンクマン・フリード氏の裁判長も務めたルイス・カプラン判事は、サラメ氏に7年半の刑を言い渡した。

それでも、司法省の弁護士で元検察官のマイケル・イェーガー氏とエリシャ・コブレ氏によれば、サラメ氏の実際の刑期は5年半未満かもしれないという。

受刑者は全員、模範的な行動をとれば刑期が最大15%軽減される可能性があるとDLニュースに語った。カプラン氏はまた、サラメ氏に、刑務局が運営する薬物乱用治療プログラムであるRDAP(居住型薬物乱用プログラム)への参加を検討するよう勧めた。

「薬物治療プログラムの条件を満たす受刑者は、状況によっては、刑期が最大1年短縮される可能性がある」とイェーガー氏は述べた。

弁護団の判決文によると、サラメは15歳のころから薬物乱用に苦しんでいた。弁護団は、FTXとアラメダ・リサーチに勤務していた時期に言及し、「ライアンは日常的に酒を飲み過ぎていた」と書いている。「ライアンは薬物を常習的に乱用していた」

サラメ氏は、バンクマン=フリード元CEOが3月下旬に懲役25年の判決を受けた後、有罪を認めた4人の部下の中で初めて判決を受けた者だ。キャロライン・エリソン、ゲイリー・ワン、ニシャド・シンの3人はまだ判決を待っている。

サラメ氏はXについてのコメント要請に応じなかった。同氏の弁護士も電子メールで連絡を取ったが、すぐには返答しなかった。

今週、二人の偉大な人物が有罪判決を受けるのはつらいことだ

- ライアン・サラメ (@rsalame7926) 2024 年 5 月 30 日

しかし、サラメはカプランが判決を言い渡して以来、沈黙を守っているわけではない。公判後、彼は1年半投稿していなかったXにアクセスし、それ以来毎日投稿し、ドナルド・トランプ前大統領の有罪判決についても「今週、2人の偉大な人物が有罪判決を受けるのはつらい」とコメントしている。

彼はトランプ氏、そして彼自身のことを言っていた。