この記事はもともと、暗号通貨市場の最新の動向を解説する CoinDesk の日刊ニュースレター「First Mover」に掲載されたものです。購読すると、毎日メールで受け取ることができます。

最新価格

トップストーリー

欧州時間の午前中、仮想通貨の価格はほとんど変わらなかった。トレーダーは米国の最新のインフレデータを前にして、資金を温存している可能性がある。個人消費支出（PCE）データは東部標準時午前8時30分（協定世界時午後12時30分）に発表される予定で、FRBの次の金利動向に関する最新の手がかりとなる。ビットコインは執筆時点で68,100ドルで、過去24時間で約0.4％上昇している。CoinDesk 20 Index（CD20）で測定されるより広範なデジタル資産市場は、0.5％弱上昇しており、その構成銘柄の大半は、いずれの方向にも1％未満の変動を示している。

ドナルド・トランプをテーマにしたミームコイン「TRUMP」は、前大統領が事業記録の偽造で有罪判決を受けた後、木曜日に急落した。同トークンは判決後、最大35％下落した。一方、ジョー・バイデン大統領に触発されたミームコイン「Jeo Boden」は20％急騰した。しかし、CoinGeckoのデータによると、TRUMPはすぐに回復し、50％近く上昇して17ドル弱となり、判決前よりも高くなった。TRUMPの現在の価格は14.39ドルで、過去24時間で11％以上上昇している。ブロックチェーンを活用した予測市場であるPolymarketでは、トレーダーは引き続き、11月の選挙でトランプがバイデンを破るという予想に賭けている。判決後も、トランプの勝利確率は56％、バイデンの38％と大きくリードしている。

リップルのCEO、ブラッド・ガーリングハウス氏は、スポットイーサリアムETFの承認が見込まれることから、米国で上場する上場投資信託が増えると予測している。ガーリングハウス氏はテキサス州オースティンで開催されたコンセンサス2024で、リップルのXRPやSOL、ADAの同等の商品を追跡するETFが登場するのは「避けられない」と述べた。承認されるまでには相当の規制プロセスが必要だが、結局のところこれらは「スピードバンプ」になるだろうと同氏は付け加えた。ガーリングハウス氏はまた、SECの暗号通貨への取り組みを批判した。「（SEC議長の）ゲイリー・ゲンスラー氏は議会に呼ばれ、イーサリアムが証券かどうかと問われても答えなかった。しかし、ルールは非常に明確で更新する必要はないと主張している」と同氏は述べた。

今日のチャート

• Binance の SHIB 先物の名目未決済建玉は 1 契約あたり 1,000 SHIB で、1 億ドルの水準を超えました。

• 歴史的に、これは逆の指標となり、ビットコインや市場全体の価格の大幅な下落につながりました。

• 出典: CoinGlass

- オムカール・ゴドボレ

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