ホーチミン市人民委員会のファン・ヴァン・マイ委員長は、ベトナムでNvidiaの良きパートナーになりたいと語った。同委員長は、NvidiaのワールドワイドAIイニシアチブ担当副社長キース・ストリアー氏との会談でその考えを表明した。

最近、ベトナムのトップテクノロジー企業であるFPTは、人工知能工場を建設する計画を発表し、そのためにNvidiaのシリコンチップとソフトウェアを使用する予定だ。同社によれば、プロジェクトの費用は2億ドルで、Nvidiaも協力を認めている。

ホーチミン市がNvidiaと提携

マイ氏は4月26日にNVIDIA代表団とストリアー氏を迎えた際、同市はAI技術の導入だけでなく、ベトナムのAIハブになりたいと語った。

議長はまた、市当局が地元の公共部門とセクターを指定して、まずは教育、都市開発、行政管理、医療の分野でAIの統合に取り組んでいることにも言及した。

人民委員会のリーダーは、ホーチミン市にはAIの開発と展開における協力に必要な人材、組織、その他の条件が十分にあるという事実に注目し、市当局とNVIDIAには多くの協力の可能性があると確信していると述べた。彼は、同チップ大手と協力して人工知能技術を拡大し、同地域におけるAIセンターとしての地位を確立することを誓った。

マイ氏は、AIの開発と応用に関するビジョン、方向性、目標を策定するために、双方が共同で共同作業部会を結成すべきだと提案した。

同氏は、ホーチミン市には100以上の大学が広く存在するためIT人材が豊富にあり、AI開発のために両者はできるだけ早く人材育成に協力し始めるべきだと述べた。

 

出典:Statista。Nvidiaは手を貸す用意がある

ストリアー氏はホーチミン市のAI開発に対する意欲と準備を評価し、同市が人工知能を推進する上でNVIDIAの協力を表明した。また、AI技術チェーンの複雑な性質上、AIの拡大に対応するためにホーチミン市は情報技術インフラの更新を継続し、地元企業の労働力のスキルセットと能力を向上させる必要があると述べた。

エヌビディアの関係者は、同組織はホーチミン市との協力を望んでいると述べ、エヌビディアの投資家もベトナム市場の開発協力に興味を持っているとも述べた。

同氏は、同社にはAI業界の労働者を育成する潜在力があり、AI技術の教育に役立つ無料コースも用意すると述べた。また、Nvidiaは地元企業の支援にも貢献すると付け加え、ホーチミン市がAI分野でトップ5の都市の1つとして発展することを望んでいる。

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