バイナンスが初の取締役会を設立、グローバル本社は設置せず
バイナンスは長年取締役会なしで運営されてきたが、最近、バルバドス出身の元外交官を議長とする初の取締役会を設立した。この仮想通貨取引所には依然として世界本部がない。一部の批評家は、取締役会のメンバーはバイナンスのような組織に必要な経験を備えていないと主張している。
バイナンスはグローバル本社を持たず
バイナンスは最近、初の取締役会を任命し、その議長には元駐アラブ首長国連邦(UAE)大使のガブリエル・アベド氏が就任した。アベド氏は7人で構成される取締役会の3人の非常勤取締役のうちの1人である。
ブルームバーグの報道によると、他の2人の非常勤取締役は、投資会社Gojo & Co.のマネージングパートナーであるアルノー・ベンチュラ氏と、ベイビュー・アクイジション・コーポレーションのCEOであるシン・ワン氏である。取締役会には、バイナンスの現CEOであるリチャード・テン氏と、ヘイナ・チェン氏、ジンカイ・ハー氏、リーライ・ワン氏の3人の幹部も含まれている。
報道によると、3月17日に発効したこの人事は、バイナンスの創設者で元CEOの周長鵬氏が解任されて以来、同社にとって初の大きな変化とみられている。これらの変化にもかかわらず、バイナンスには依然としてグローバル本社がない。
バイナンスは外部からのコントロールに抵抗し続けている
テン氏が率いる仮想通貨取引所が取締役会を設立するという決定を歓迎する声もあるが、バイナンスのような組織には必要な経験が欠けているという批判もある。批評家の一人、コロンビア大学ビジネススクールの非常勤教授オースティン・キャンベル氏は、取締役会に内部関係者が多く含まれることに懸念を表明した。
「バイナンスの取締役会が主に社内関係者で構成されているということは、彼らが依然として外部からの管理や監視に抵抗しているということだ。また、取締役会に金融規制やコンプライアンスに関する深い経験を持つ独立したメンバーが不足していることは理想的ではない」と、この非常勤教授は語ったと報じられている。
ブロックチェーン企業のコンサルタントであるキャンベル氏は、取締役会の設立はバイナンスにとって「正しい方向への一歩」であると同意した。同氏は、今重要なのは取締役会が今後どのように会社を効果的に運営するかだと語った。
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