シカゴ連銀のオースタン・グールズビー総裁は、最近の米国の非農業部門雇用者数報告を「素晴らしい」と評し、同様のデータがさらに出れば、経済が低インフレで完全雇用に向かっていることが裏付けられるだろうと楽観的な見方を示した。また、港湾ストライキの解決は経済にとって前向きなニュースであり、現在の経済の安定に対する自信を深めていると指摘した。

しかし、グールズビー氏は、より広範な指標が労働市場の冷え込みと、インフレ率が連邦準備制度理事会の目標である2%を下回る可能性があることを示唆していることを認めた。同氏は、金利が現在「定常状態」レベルを上回っていることから、多くの政策担当者の予想通り、今後12~18か月間に「大幅な」利下げが正当化される可能性があると示唆した。