240万人以上の人々が、データベースが悪用されるかもしれないというプライバシー保護活動家たちの懸念を無視して、デジタルIDと無料の暗号通貨と引き換えに、ワールドコインの「オーブ」デバイスで虹彩をスキャンしてもらうことに登録している。
アルトマン氏が共同設立したワールドコインは、グローバルなアイデンティティと金融ネットワークの構築を目指していると述べている。
オープンAIのCEOサム・アルトマン氏が立ち上げた暗号通貨プロジェクト「ワールドコイン」は、インドのアーダール生体認証IDシステムに似た世界的なIDネットワークの構築を目指していると、上級社員がロイター通信に語った。
240万人以上の人々が、データベースが悪用されるかもしれないというプライバシー保護活動家たちの懸念を無視して、デジタルIDと無料の暗号通貨と引き換えに、ワールドコインの「オーブ」デバイスで虹彩をスキャンしてもらうことに登録している。
アルトマン氏が共同設立したワールドコインは、世界的なアイデンティティと金融ネットワークの構築が目的だと述べ、同社ウェブサイトでは人間と人工知能ボットの区別やユニバーサルベーシックインカム（UBI）の配布手段の提供など、さまざまな野心的な使用例を提案している。
同社の製品責任者ティアゴ・サダ氏はロイター通信に対し、同社は固有のID番号を付与し、個人の指紋、顔、虹彩のスキャンを記録するインドのアダールシステムを模倣しようとしていると語った。
「ワールドコインのようなものが及ぼし得る影響の種類をよく表すのが、インドのアーダールプロジェクトだ」と、同社の製品、エンジニアリング、デザイン部門の責任者であるサダ氏は語った。
英国やドイツを含むさまざまな規制当局は、7月のワールドコインの発売後、同コインを調査していると述べている。