トランプ大統領は「全力で燃えている」
米大統領選まであと6週間となったところで、トランプ大統領が突然大きな行動に出た。東部時間9月24日、元米国大統領で共和党大統領候補のトランプ氏はジョージア州サバンナで経済演説を行い、選挙に勝てば外国企業の米国移転を奨励し、連邦政府への投資を約束すると述べた。特別な製造区域を設立する。同時にトランプ大統領は、メキシコ国境から入るすべての自動車に100%の関税を課すと脅した。
トランプ大統領の「関税棒」がアメリカの巨大企業をも脅かしていることは注目に値する。同氏はペンシルベニア州で開かれたイベントで、米農業機械大手ジョンディアが生産の一部をメキシコに委託した場合、同社製品に最大200%の関税を課すと述べた。
現在、トランプ大統領と米国副大統領兼民主党大統領候補ハリス氏は経済分野への注力を強めている。トランプ大統領の演説終了後、ハリス氏は水曜、もう一つの激戦州であるペンシルベニア州で演説する予定で、同氏の陣営は同氏の「機会経済」哲学についてさらに詳しく説明すると述べた。
最新の世論調査から判断すると、ハリス氏が若干有利のようだ。新たに発表されたロイター/イプソス世論調査によると、ハリス氏はトランプ氏の経済・雇用面での優位性を弱めるとみられ、11月の米大統領選挙に先立ってトランプ氏を47%対40%リードしている。ハーバード大学ケネディスクール政治研究所が発表した最新の世論調査結果によると、若い有権者の間でハリス氏の支持率は64%対32%で民主党の優位性を拡大している。