CryptoPotatoによると、資産運用会社Bitwiseは、スポットイーサリアム上場投資信託(ETF)の株式を上場・取引するために、米国証券取引委員会(SEC)へのS-1登録を更新した。この動きは、SECのゲイリー・ゲンスラー委員長が、2024年夏までにスポットイーサリアムETFの承認を最終決定する可能性があると発表した後に行われた。一部のアナリストは、早ければ7月にも承認される可能性があると予測している。

ビットワイズは7月3日、SECに改訂版S-1登録届出書を提出した。この届出書には、最大5億ドルの6か月間の手数料免除が含まれている。届出書にはNYSE Arcaでの上場と取引開始の正確な日付は明記されていないが、登録の「発効日後、可能な限り速やかに」行われると記載されている。ブルームバーグETFアナリストのエリック・バルチュナス氏は、ビットワイズが7月8日の締め切り前に改訂版S-1を提出したと指摘した。同氏はまた、SECの承認手続きが遅れている理由について推測し、発行者に問題があるか、単に夏季の低迷による可能性を示唆した。

ビットワイズによる今回の動きは、SECが5月23日に資産運用会社8社からスポットイーサリアムETF 19b-4の申請を承認したことを受けてのものだ。それ以来、仮想通貨投資コミュニティは、潜在的なリリース日に関するSECからのさらなる進展を熱心に待っている。6月13日の上院銀行委員会の公聴会で、SECのゲイリー・ゲンスラー委員長は、委員会が資産運用会社のS-1登録届出書を「今夏中に」承認する予定であると述べた。ゲンスラー委員長は、イーサリアム上場投資商品の登録プロセスは順調に進んでおり、今後数ヶ月以内に個々の発行者の承認が見込まれると述べた。

ビットワイズは当初、規制当局がETHを証券として分類することを検討しているという噂が流れる中、3月にSECにスポットイーサリアムETFの株式に関するS-1を提出した。しかし、6月の裁判所への提出書類は、SECがこの検討を取り下げたことを示唆していた。