深センTechFlowニュース、金石データによると、シカゴ連銀のグールズビー総裁は、米国のインフレ率が目標の2%にまで低下し続けるのであれば、政策当局者は利下げすべきであると述べた。同氏はインタビューで「インフレ率2%に向かって進んでいる。インフレ率が低下しているときに金利を据え置くと引き締めになるため、利下げを決断すべきだ」と指摘した。

グールズビー氏のコメントは、FRBが重視するインフレ指標である5月のPCE統計が前月比0.1%上昇にとどまり、6カ月ぶりの低水準となったことを受けて発表された。グールズビー氏は、失業率は依然として低いものの、雇用市場には危険な兆候があり、インフレは目標水準に戻りつつあるようだとみている。

同氏はまた、FRBは昨年7月以来金利を高水準に維持しており、借り入れコストを削減する前にインフレ率が2%の目標に向かって進んでいることを示すさらなる証拠を確認する必要があると述べた。グールズビー氏は7月の会合でクリーブランド連銀総裁としての投票権を短期間行使する予定。