リップル社が米国証券取引委員会(SEC)とXRP販売をめぐって起こしている訴訟では、同社に有利な判決が下されている。3年半以上も続いているこの訴訟では、2023年7月にリップル社の二次取引プラットフォームへのプログラム販売が投資契約のオファーではないと判断されたことで、SECが不利な立場に置かれている。

この訴訟は今年4月に裁判段階に入り、解決は間近に迫っている。しかし、法的手続きの複雑さから、訴訟が無期限に延長される可能性もある。SECは当初リップル社に20億ドルの罰金を要求したが、その後要求額を1億260万ドルに引き下げた。

この訴訟の結果は、XRPとより広範な暗号通貨市場に大きな変動をもたらすと予想されている。リップル社が勝訴すればXRPの上昇が引き起こされる可能性があり、SECが勝訴すれば暗号通貨セクターの後退につながる可能性がある。不確実性はあるものの、市場は前向きな結果が出る可能性について楽観的である。