暗号通貨取引所ジェミニは、取引開始から6か月以内にスポットイーサリアムETFに30~50億ドルの巨額の資金が流入し、運用資産総額(AUM)が130~150億ドルに増加すると予想している。この予測には、グレースケールイーサリアムトラスト(ETHE)の既存資産も含まれる。また、このレポートでは、資本流入によってビットコインに対するイーサリアムの市場ポジションが向上する可能性もあると示唆している。ETH/BTC比率が過去3年間の中央値である0.067に戻れば、20%近くの上昇を意味し、最大比率の0.087に達すると55%の上昇につながる可能性がある。

SECによる申請への追加修正要請によりスポットイーサリアムETFの立ち上げが遅れているものの、承認は依然として見込まれている。期限は延長され、ファンド発行者は7月8日までに更新された申請書を提出するよう求められている。この展開は後退ではあるものの、イーサリアムETFが市場に与える潜在的な影響に関する楽観的な見方を弱めるものではない。