ソニーグループは、以前はDeCurretとして知られていた日本の暗号通貨取引所Amber Japanを買収し、暗号通貨取引業界への第一歩を踏み出した。

東京を拠点とするアンバージャパン(旧称ディーカレット)は、ソニーグループによる買収に伴い、S.BLOXへのブランド名変更を発表した。これは、この多国籍コングロマリットが暗号通貨取引分野に進出する第一歩となる。

「ホエールフィン」という名の仮想通貨取引サービスを運営するアンバージャパンは、7月1日のプレスリリースで、買収後に「サポートする通貨と機能の範囲を拡大する」計画を明らかにしたが、具体的な詳細は明らかにしなかった。ブランド名を変更したS.BLOXは、ソニーグループの多様な事業を活用して「仮想通貨取引サービス分野に新たな価値」を生み出すことを目指しているとプレスリリースには書かれている。

こちらが日本語記事です。ご存知かと思いますが、ソニーで取引所を率いる予定のweb3のトップは弊社の社外取締役です。チェーン層の構想は1.5年前に立てており、実行フェーズに入っております。https://t.co/vKKaZkQ8oV

— 草太 |アスター+スターテイル (@WatanabeSota) 2024年7月1日

Startale LabsのCEOである渡辺創太氏はXの投稿で、Startaleの幹部が「ソニーでの取引所を率いる予定」であることを明らかにし、両者は「1年半前にチェーンレイヤーの計画を立て、実行段階に入った」と付け加えた。

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2018年にディーカレットとして設立された同社は、2022年にシンガポールのアンバーグループの日本子会社に買収された。当時、アンバーグループは、ディーカレットが日本の金融庁に登録されているため、買収により日本の金融市場規制に準拠した規制された暗号資産交換および保管サービスを提供できるようになると述べていた。

しかし、2023年にアンバーグループは、FTXの崩壊によって引き起こされた暗号通貨市場の低迷を乗り越える中で、コスト削減や雇用削減などの大きな課題に直面しました。また、FTXの感染が市場全体に及ぼした影響により、同社は国際展開計画を一時停止したとの報道もありました。

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