「プライバシー重視」の中央銀行デジタル通貨(CBDC)というアイデアが提案されているが、専門家は、それはあまりにも出来過ぎて真実には程遠いと警告している。金融プライバシー権を侵害してきた米国政府の実績は、CBDCの権利章典を確立する能力について懸念を引き起こしている。歴史は、善意に基づく設計でさえもすぐに別のものに変化し、監視の強化につながることを示している。イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏もこれらの懸念に同調し、CBDCシステムはプライバシーが損なわれ、企業や政府に対する既存の障壁が破壊されることが多いと指摘している。中央銀行は、CBDCでは完全なプライバシーは選択肢にならないと繰り返し述べている。