トルコの大手仮想通貨取引所BtcTurkは、土曜日にハッキングされ、複数のホットウォレットがアクセスされ、その一部から仮想通貨が盗まれたと発表した。

同取引所は「問題のサイバー攻撃の影響を受けたのは10種類の仮想通貨のホットウォレットの残高の一部のみで、資産の大半が保管されているコールドウォレットは安全だ」と述べた。

同社はまた、同社の財務力は損失額をはるかに上回っており、ユーザー資産は損失の影響を受けないと付け加えた。

BtcTurkは、攻撃について詳細な調査を行っており、当局に連絡を取ったと述べた。

同取引所によると、予防措置として仮想通貨の入出金は一時的に停止されたが、その後主にERC20ネットワーク経由で再開されたという。

同社はまた、サイバー攻撃を受けた施設については、サイバーセキュリティチームの作業が完了した後、段階的に再開する予定だと付け加えた。

一方、バイナンスのCEOリチャード・テン氏はXの投稿で、同社がBtcTurkの捜査に協力しており、盗まれた資金530万ドル以上を凍結したと述べた。

同氏は、バイナンスの調査チームとセキュリティチームは、悪意のある行為者からエコシステムを保護するための積極的な取り組みの一環として、24時間体制で働いていると付け加えた。

最近のトリプルAレポートによると、トルコは仮想通貨所有率が19.3%で、UAEの25.3%とシンガポールの24.4%に次ぐ第3位の国となっている。