DJT、トランプ公式トークンの噂で急上昇、アーカムは作成者の正体を暴くために16万5千ドルの賞金を提供

ブロックチェーン分析会社アーカム・インテリジェンスは、ソラナベースのトークンDJTの作成者を明確に特定できる人に15万ドルの賞金を出すと発表した。同トークンは、ドナルド・トランプ前大統領と関連しているという根拠のない噂に煽られ、月曜日に500%も急騰した。

「$DJTの作成者の身元を明確に証明した最初の人物に15万ドルを授与」と、アーカムは6月18日にXに投稿した。CoinMarketCapによると、この懸賞金は8日間有効で、発表時点で1トークンあたり1.50ドルの価値があるアーカム(ARKM)トークン10万個で支払われる。ARKMの現在の価値は1.65ドルで、懸賞金の価値は16万5000ドルに増加する。

アーカムの懸賞金通知では、証拠はオリジナルのもので、インターネットから得たものではないと明記されている。「$DJT の作成者の決定的な証拠を見つけてください。この懸賞金では非公開の証拠も受け付けますが、受け付けられた場合はその証拠を公開します」と通知には書かれている。また、以前に破られたニュースにリンクしただけでは賞金の対象にならないことも明確にされている。

同時に、DJT トークンの背後にドナルド トランプ氏またはその家族の誰かがいるのではないかという憶測がオンライン上で渦巻いている。分散型賭博プラットフォームの Polymarket では、DJT トークンが本当にトランプ氏と関係があるかどうかに賭けた金額が 170 万ドル近くになっている。現在、「イエス」派は賭け手のわずか 17% だ。勝つためには、6 月 21 日午後 11 時 59 分 (東部標準時) までに決定的な証拠を提示する必要がある。さもなければ、市場は「ノー」と判断するだろう。

トランプ氏がDJTトークンに関与しているのではないかという噂は、当初はテクノロジーブログ「パイレーツ・ワイヤーズ」の投稿から始まった。同ブログは、トランプ氏の息子であるバロン・トランプ氏がトークンの先頭に立ったと主張していた。しかし、パイレーツ・ワイヤーズはこの主張の詳細な情報源を一切提供していない。パイレーツ・ワイヤーズの創設者マイク・ソラナ氏は、トランプ氏と直接話をしたことはなく、情報源から聞いたことを単に伝えただけだと認めた。