• フィデリティのFBTCは9,200万ドルの流出でトップだった。

  • 先週、FOMC会合は多額の純流出の焦点となった。

米国の現物ビットコイン上場投資信託(ETF)は先週、週当たり5億8000万ドルの流出を報告した後、月曜も純流出を続けた。

SoSoValueの統計によると、11のビットコインETFは月曜日に1億4583万ドルの純流出を記録した。フィデリティのFBTCは9200万ドルの損失でトップだった。FBTCは通常多額の純流入を記録するにもかかわらず、先週の純流出は1億4000万ドルを超えた。

その後、Ark Investと21SharesのARKBから5000万ドルが流出した。一方、GrayscaleのGBTCとVanEckのHODLも約400万ドルの流出となった。わずか300万ドルの純流入はすべてBitwiseのBITBからのものだった。昨日は、純資産額で最大のスポットビットコインETFであるBlackRockのIBITでは取引がなかった。

投資家は悲観的

SoSoValueの統計によると、純引き出しにより、スポットビットコインETFの純流入額は全体で149億6000万ドルに減少した。米国のスポットビットコインETFは先週まで純流入額が最長を記録していたが、その週は米国の非農業部門雇用者数データと失業統計の矛盾による不確実性から投資家がリスクの高い資産から逃げ出した週だった。

先週、米国の金利を現行の5.25%から5.50%の範囲に据え置いた水曜日のFOMC会合が、多額の純流出の焦点となった。投資家は今年、多くの利下げを予想していたが、FRBはすでに2024年に利下げは1回のみであると示唆している。

デジタル資産運用会社コインシェアーズは月曜日に発表したレポートで、FOMC会合が「予想以上にタカ派的」だったため、投資家が固定供給資産を売却したと推測した。米経済データ発表前に7万2000ドル近くだったビットコインの価格は、本稿執筆時点で6万5735ドルまで下落している。

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