米国におけるスポットビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)への継続的な資金流入が4週間で終了した。

ファーサイド・インベスターズが提供したデータによると、米国のスポットBTC ETFは6月10日に6,490万ドルの純流出を記録し、4週間続いた上昇が止まった。流出の大部分はグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)によるもので、流出額は3,950万ドルとなった。

インベスコ・ギャラクシー・ビットコインETF(BTCO)、ヴァルキリー・ビットコイン・ファンド(BRRR)、フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)からは、それぞれ2,050万ドル、1,580万ドル、300万ドルの流出があった。

一方、Bitwise Bitcoin ETF(BITB)とiShares Bitcoin Trust(IBIT)のみが、それぞれ760万ドルと630万ドルの流入を記録した。

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注目すべきは、米国のスポット BTC ETF の純流入額が 4 週間にわたる継続的な流入により 156 億ドルの水準を超えたことだ。5 月 13 日から 6 月 7 日の間に純流入額は 40 億ドルを超えた。

弱気な見方は、6月12日に予定されている米国のCPIデータ発表を前に投資家が慎重な姿勢をとっていることから生じている。先月のCPIは予想通り3.4%となり、最終的に市場全体に強気の見方をもたらした。

その結果、CoinGeckoのデータによると、世界の仮想通貨の時価総額は過去24時間で2.8%減少し、2兆5,900億ドルで推移している。ビットコインは6万7,600ドルまで急落し、イーサリアム(ETH)は3,500ドルの水準まで下落している。現時点では、主要100の仮想通貨のうち94がレッドゾーンをさまよっている。

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