米国株は金曜日の取引を下落で終えた。S&P500指数は過去最高値の5,374を0.1%下回る水準で引けた。ナスダックは0.2%下落、ダウ平均は雇用統計で景気減速懸念が和らいだため87ポイント下落したが、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが遅れる可能性もある。5月の非農業部門雇用者数は27万2,000人増加し、予想の18万5,000人、4月の17万5,000人増を上回った。9月のFRB利下げ確率は、統計発表前の68%から55%に急落した。金融、工業、テクノロジー部門が成長を牽引し、不動産、素材、公益事業部門のパフォーマンスは最悪だった。大型株では、マイクロソフト、エヌビディア、メタがそれぞれ0.1%下落、アマゾンが0.3%、アルファベットが1.3%下落、アップルが1.5%上昇した。今週は、S&P500が1.1%上昇、ナスダックが1.6%上昇、ダウが0.5%上昇した。