オデイリー・プラネット・デイリー紙は、米国では5月に27万2,000人の新規雇用が増加したが、これはウォール・ストリート・ジャーナルが調査した19万人の雇用をはるかに上回り、4月に下方修正された16万5,000人の雇用増加を大きく上回ったと報じた。しかし、失業率は3.9%から4%に上昇した。全体として、非農業部門雇用統計は、米連邦準備理事会(FRB)が今夏利下げを開始するのではないかとの最近の予想に冷や水を浴びせる可能性がある。このニュースを受けて米国債利回りは急上昇した。 10年米国債利回りは報告書発表直前の4.289%から4.427%に上昇した。米国の金融政策緩和が遅れるとの見通しから、すでに借入コストが低下している他の先進国市場との米ドル金利差が維持される可能性があることから、ドル指数は0.5%上昇した。 (ゴールデンテン)