リップル社のモニカ・ロング社長は、XRPの発行者が年末までに1610億ドル規模のステーブルコイン市場に参入する可能性が高いと述べた。

リップル社のロング氏はアムステルダムのマネー20/20でのCNBCのインタビューで、専門家が今後3~5年で米ドルに連動したトークンのエコシステムが数兆ドル規模になると予測する中、ステーブルコイン市場は飛躍的に成長していると述べた。

リップル社の社長によると、ステーブルコイン市場は主に米ドルへのアクセスとブロックチェーン技術を活用した効率的な世界的な法定通貨建て決済システムへの需要によって推進されている。

「現在、私たちは規制遵守や機関との関係など、ステーブルコインを市場に投入するために必要なことすべてに注力しています」とロング氏は説明した。XRPの発行者は2024年にその提供を開始する予定だ。リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは先週、コンセンサスで同様の発言をしたが、ローンチのタイムラインは明かさなかった。

ステーブルコイン市場への参入にもかかわらず、ロング氏はXRPの長期的な重要性と使用例を強調した。同氏は、XRPを幅広い通貨ペアのブリッジ資産として保持することは、実行可能な長期戦略であると指摘した。分散型台帳は、金融関係者からの関心が高まっている分野である現実世界の資産トークン化の流動性と推進力を提供し続けるだろう。

ステーブルコイン市場の概要 | 出典: CoinGecko

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リップル幹部、暗号通貨ETFが投資家の関心を集めていると語る

米国でのスポットビットコイン(BTC)ETFの成功を受けて、発行者は暗号通貨で2番目に大きい資産であるイーサリアム(ETH)を裏付けとする同じ商品を上場するための入札を提出した。

スポット ETH ETF が BTC ETF と同様の成功を収めるかどうかについては、多くの議論が交わされています。イーサリアムは 2 番目の暗号通貨に過ぎず、個人投資家と機関投資家の両方にとって理解するのがより難しいかもしれないと主張する人もいます。

暗号通貨に関する教育の向上と、ブラックロックのような業界の大手企業が先頭に立っていることから、スポットイーサリアムETFが失敗するかもしれないという懸念は根拠がないとロング氏は考えている。

ロング氏は、ブロックチェーンが証券資産のトークン化と大規模な資本流入を受け入れる準備ができている分散型金融経済に向けて準備されているため、スポット市場を追跡するイーサリアムETFは暗号通貨の採用の重要な触媒となるだろうと意見を述べた。

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