カタール中央銀行がCBDCプロジェクトを発表

カタール中央銀行は最近、自社開発のCBDCを支えるインフラ開発が完了したと発表した。同銀行は、このプロジェクトが今年10月に実験段階に入り、複数の国内外の銀行が相互に大口決済を可能にすることでこのパイロットの機能をテストできるようになると予測している。

カタールがCBDC実験パイロットプロジェクトを発表

中央銀行デジタル通貨の発行に関心を持つ国が増えている。カタール中央銀行は最近、中央銀行デジタル通貨(CBDC)インフラの開発段階が完了したと発表した。公式報道によると、カタールのCBDCプロジェクトは「この分野における急速な世界的発展に遅れを取らない」ためのものとなるという。

このプロジェクトはホールセールCBDCのようで、銀行は2024年10月に国内外の銀行と共同でこの開発の実装をテストし、試験環境で大口決済の取引をテストすると発表した。

カタールのCBDCパイロットは機関による導入に重点を置き、同国で事業を展開する銀行の資本市場へのアクセス拡大、国内決済の強化、証券取引の効率化などをプロジェクトの目標として挙げている。

この動きは、情報セキュリティの側面を考慮しながら、ブロックチェーンや人工知能(AI)などの新技術を活用し、カタールの金融資本市場における流動性を高めるという国家戦略の一環である。この今後の実験段階の結果は、中央銀行が将来的にカタールの金融システムの現在の機能を強化するために採用する主なユースケースを特定する際に考慮されることになる。

同銀行は以前、デジタル銀行や中央銀行デジタル通貨の検討について声明を出していた。2022年、同銀行のフィンテック部門責任者であるアラヌード・アブドラ・アル・ムフタ氏は、同銀行がこれらの要素を研究することを明らかにしたが、CBDC発行の決定はまだ検討中であり、それをめぐるすべての状況を検討した後でなければ行われないことを強調した。

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