ビットコイン(BTC)が7万ドルを回復。その理由はこうだ。

ビットコイン(BTC)の価格は、最新の米国マクロデータの発表を受けて、一時的に7万ドルのレベルを回復した。

これは、米国製造業のビジネス活動が5月に予想外に減速した後に起こった。ISM製造業PMIは、前月に記録された49.2と比較して48.7に低下した。

アナリストのマット・ウェラー氏によると、これは米国経済が第2四半期に減速する可能性があることを示すもう1つの兆候である可能性がある。

5月のISM製造業指数の低下は、新規受注指数が12か月ぶりの低水準に落ち込んだことにより、経済が勢いを失っているという感覚を強めている。

ロンドンを拠点とする調査会社キャピタル・エコノミクスも、米国経済が勢いを失っている可能性が高いと指摘している。「5月のISM製造業指数の低下は、新規受注指数が12か月ぶりの低水準に落ち込んだことにより、経済が勢いを失っているという感覚を強めている」と同社は述べている。

最近のマクロデータは、米連邦準備制度理事会(FRB)に利下げペースを加速させるきっかけとなるかもしれない。

一方、ウェスト・テキサス・インターミディエイト原油(WTI)先物は現在75ドルまで下落しており、2月6日以来の最低水準となっている。

一時的な反発か?

ビットコインは一時的に7万ドルを回復したが、最近の上昇分をいくらか減らしている。これは売り圧力が再燃したためかもしれない。

ブロックチェーン調査会社Lookonchainによると、10年以上休眠状態にあった4人のマイナーのアドレスが、この主力暗号通貨が切望されていた7万ドルのレベルを超えた直後に700万ドルを送金したという。