⚠️ ド・クォンの身柄引き渡し、控訴後モンテネグロ高等裁判所へ戻る
2023年3月に逮捕されて以来、ド・クォンはモンテネグロに滞在している。彼は詐欺罪で起訴されるため、母国である韓国か米国に引き渡される可能性がある。
ド・クォンの弁護団による別の控訴が成功した後、モンテネグロ高等裁判所はテラフォーム・ラボの共同創設者を米国か韓国のどちらに引き渡すかを決定する。
モンテネグロの報道機関ヴィジェスティの5月24日の報道によると、同国の控訴裁判所はクォンの弁護士の主張を受け入れ、身柄引き渡しの問題を「再審と判決のため」高等裁判所に差し戻した。この控訴は、クォンのチームが米国か韓国への身柄引き渡しを遅らせるために使った最新の法的策略であり、クォンはそこで刑事告訴を受けることになる。
「引き渡しを求められている人物が引き渡しに同意した場合、短縮手続きが適用され、その場合、裁判所が引き渡しを決定する」とモンテネグロの控訴裁判所は判決で述べ、次のように付け加えたと伝えられている。
💬「第一審裁判所は、引き渡しを求められている人物が自発的に同意し、その結果を認識しており、与えられた同意は取り消すことができないという保証を確実に履行しながら、被告人の話を再度聞く義務があった。」
モンテネグロ当局は、2023年3月に国外脱出を試みた際に偽造渡航文書を使用したとしてクォン氏を逮捕した。彼は懲役4ヶ月の刑を宣告されたが、その後、裁判所が米国と韓国からの引き渡し要求を競い合う中で釈放された。
4月、米国の裁判所は、証券取引委員会が提起した民事訴訟の一環として、テラフォームラボとクォン氏に詐欺の責任があると判断した。裁判官は5月29日の審問で両者の提案する救済策を聞く予定だ。
モンテネグロの裁判所がクォン氏の引き渡しをめぐって争う中、クォン氏が米国で、あるいは母国韓国で自ら弁護に参加できるかどうかは不明だ。クォン氏は韓国に引き渡された場合、詐欺と資本市場法違反の罪で起訴されることになる。
