KlimaDAO Japanは、KlimaDAO Japan Marketと呼ばれる新しい炭素クレジットの市場を立ち上げる予定です。同社は、Progmatステーブルコインプラットフォームに参加し、Progmatステーブルコインを使用した企業や地方自治体による炭素クレジットの取引を研究しています。このプロジェクトは、最終的には世界規模で拡大する可能性があります。

気候変動対策に取り組む分散型自律組織KlimaDAOは、10月に東京証券取引所で開始されたJ-Creditsカーボンクレジットを最終的に取引するKlimaDAO日本市場を見込んでいる。声明によると、KlimaDAOがすでに活動しているCarbonmarkで、取引は徐々に世界規模に拡大する可能性があるという。

J-クレジットの取引量は今のところ「限定的」だ。声明によると、炭素クレジットの国際市場はわずか29億ドルで、そのうち自主クレジットは2億8810万ドルにすぎない。声明では、世界市場は2030年までに1729億ドルに達すると予測しており、そのうち19億ドルを日本が占めるという。

KlimaDAO と Progmat のプロジェクト フェーズ 2 の概略図。出典: Optage

Progmatは、日本最大の銀行である三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が三菱UFJ信託銀行を通じて率いる銀行連合の支援を受けて設立された。KlimaDAOは、関西地方で事業を展開する通信会社オプテージが提供するインフラ上で、円にペッグされたJPYCコインを使用して取引を決済する。

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パートナーは、4月までにエコシステムの一部を整えた後、研究の第2フェーズを開始しています。現在、JPYCは電子決済方法として登録されており、三菱UFJはコインの管財人としての役割を果たす準備をしています。第2フェーズは年末までに完了し、サービスを開始できる予定です。Carbonmarkとの統合も開始されます。

フェーズ3では海外取引が開始され、金融機関や企業が独自のマーケットプレイスを展開するためのサポートが提供されます。

出典: ノルベルト・ゲルク

バイナンスとMUFGは9月に、円ペッグ型などのステーブルコインの発行にProgmatを活用する検討を発表した。日本でも6月に施行された規制によりステーブルコインの発行が可能になった。

億万長者のマーク・キューバンはKlimaDAOの支援者の一人だ。この許可不要のプロトコルは、2022年にカーボンニュートラルになることを約束したPolygonネットワーク上で稼働している。

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