8,000億ドル以上の資産を運用する金融大手スタンダード・チャータードは、米証券取引委員会（SEC）が今週後半にもイーサリアムのスポット上場投資信託（ETF）を承認すると予想していると述べた。

スポットイーサ（ETH）ETFの第一ラウンドの締め切りが急速に近づいています。VanEck ETFの最終締め切りは5月23日、ARK Invest/21Sharesの締め切りは5月24日です。

この金融大手は、5月の承認期限は実現しそうにないと主張してから1か月以内に、スポットイーサリアムETFの承認に関する態度を一変させた。

スタンダード・チャータード銀行の為替・デジタル資産調査責任者ジェフ・ケンドリック氏は、SECが今週後半にイーサリアムETFを承認する確率は「80％から90％」だと語った。

ケンドリック氏は、スポットETH ETFへの市場流入が予想されると述べ、承認後1年間で239万～915万イーサ、または約150億～450億ドルに増加する可能性があると主張した。

同氏は、この推定値はスポットビットコインETFの推定値と似ていると指摘した。また、ETFの流入によるビットコイン価格の15万ドル予測に基づき、ETHも同様に成長し、このサイクルの終わりまでに約8,000ドルに達すると予想していると付け加えた。

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多くの市場専門家の最近の見解の変化は、SECが今週の締め切り前にイーサリアム上場投資信託取引所に19b-4の申請を更新するよう突然要求したことを受けて起こった。現在進行中のセキュリティ論争により、ETH ETFの拒否をほぼ確信していた市場専門家の見解は劇的に変化した。

ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、承認の見込みを25％に下げていたが、最終期限が近づくにつれて、それを75％に引き上げた。フィデリティはSECの要請を受けてすでに修正案を提出しており、ETFのために同社が管理するETHはステーキングされないと宣言している。

ETH ETFに有利な状況が広がる中、投機市場は、2番目に大きい暗号通貨が2桁上昇し、数週間ぶりの高値となる3,800ドルを超える価格に達するのに貢献した。

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