Blockworks によると、マイケル・ゾンネンシャイン氏がグレイスケール・インベストメンツの CEO を辞任したとのこと。このニュースは当初ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じ、その後グレイスケールの広報担当者が確認した。8 月に元ゴールドマン・サックス幹部のピーター・ミンツバーグ氏がゾンネンシャイン氏の後任に就任する予定だ。

デジタル・カレンシー・グループのCEO、バリー・シルバート氏は、ミンツバーグ氏の戦略的リーダーシップと世界的な専門知識を称賛し、これらの資質はグレイスケールの将来の成長にとって極めて重要であると述べた。ミンツバーグ氏はゴールドマン・サックスの資産運用部門の戦略責任者を務めたほか、ブラックロックやインベスコでも働いた経験がある。

この経営陣の交代は、イーサ ETF 申請に関する予想される決定と一致する。グレイスケールは昨年、イーサ信託を ETF に変換する申請を行っていたが、アナリストは SEC が今週後半にイーサ ETF を却下すると予測している。今月初め、グレイスケールはイーサ先物 ET 申請を取り下げた。

報道によると、フィナンシャル・タイムズのイベントで、ゾンネンシャイン氏は、同社はスポット商品に集中するつもりだと述べた。この決定は、グレイスケールのビットコインETFが引き続き資金流出を経験している中で下された。1月に承認されたGBTCは、スポットビットコインETFの中で最も高い1.5%の手数料を課している。それにもかかわらず、コインシェアーズのレポートによると、同社は先週1,800万ドルの資金流入を記録した。