Odailyによると、2024年第1四半期には暗号通貨による資金調達が大幅に増加し、スタートアップ企業は518件の取引で24億ドルを調達した。これは前四半期と比較して投資資本が40.3%増加し、取引量が44.7%増加したことを意味する。

今四半期の資金調達はインフラ系スタートアップがリードしており、最大の資金調達ラウンドはイーサリアム再担保プラットフォームのEigenLayer(シリーズB資金調達で1億ドル)と完全準同型暗号(FHE)開発プラットフォームのZama(シリーズA資金調達で7,300万ドル)によるものだった。レポートではまた、今四半期最大の取引が大規模基本モデル向けオープンソース分散型クラウドプラットフォームの開発会社Together AIによるものだったことも強調されている。同社はSalesforce Venturesが主導する初期資金調達で1億600万ドルを調達し、投資前の評価額は11億ドルだった。

注目すべきは、プレシード/シード段階、初期段階、後期段階の投資前評価額の中央値はそれぞれ2,180万ドル、7,200万ドル、5,110万ドルで、前年比85.5%、148.3%、7.6%の成長を示している。取引規模も評価額の上昇を反映しており、プレシード/シード段階、初期段階、後期段階の資金調達の中央値はそれぞれ270万ドル、500万ドル、580万ドルとなっている。これは2023年通年と比較して24.9%と25.0%の成長、9.7%の減少を示している。