アイルランド共和国に拠点を置くステーブルコイン発行会社 Circle は、米国に法的本拠地を移転する計画を発表したと報じられている。この決定は、経済協力開発機構 (OECD) が提案した、大規模多国籍企業の利益に対する最低税率 15% への対応だと考えられている。

アイルランド共和国の低い法人税

ステーブルコイン発行会社 Circle Internet Financial Ltd. (Circle) は、アイルランド共和国から米国に法的本拠地を移転する意向を確認したと報じられているが、理由は明らかにされていない。ブルームバーグの報道によると、Circle の移転決定は、今年初めに発表された同社の新規株式公開 (IPO) 計画に関連している。

Circle の 1 月の発表で述べられているように、このステーブルコイン発行会社は、米国証券取引委員会 (SEC) にフォーム S-1 の登録届出書の草案を提出した。この届出書は、同社の株式の IPO 計画に関するものである。当時、サークルは、提案されている株式数と提案されている株式公開の価格帯はまだ決まっていないと示唆していた。

USDCステーブルコインの発行者であるサークルは、法的基盤を米国に移すことで、アップルや製薬グループのファイザーなどの大企業を誘致してきたダブリンの低い法人税を失うことになる。報告書で指摘されているように、経済協力開発機構(OECD)が提案している、大手多国籍企業の利益に対する最低15%の課税は、アイルランドの低い法人税率の利点を減少させると予想される。

bitcoin.comで読む

#BITCOINUSD #CircleUSDC #CryptoWatchMay2024 #stablecoin #circulation