パンデミック中にオンラインショッピングが普及するにつれ、偽のオンラインショップや偽製品も増加した。

SR Labsはドイツに拠点を置くサイバーセキュリティ企業で、21カ国以上の顧客にコンサルティングを行っている。同社は先週、3年間の調査結果を発表し、ある中国の犯罪組織が7万5000以上の詐欺的なオンラインショップと関連していることが判明した。

「BogusBazaar」と呼ばれるこのグループは、主にデザイナーブランドの服などを格安で販売すると主張するウェブサイトを運営している。しかし、これらのサイトはクレジットカードの情報を収集し、偽の商品の代金を徴収している。

偽ショップは2021年3月から2024年4月の間に5000万ドル以上の注文を処理した。

SR Labsの広報担当者は、注文が成立しても必ず支払いが成立するわけではないため、被害者が直接被る金銭的損害は数字が示すよりも低い可能性が高いと指摘した。しかし、クレジットカードの情報が詐欺師に漏れることで「全体的な損害がさらに増大する」可能性が高い。