ディープフェイクのイーロン・マスクを使って仮想通貨詐欺が行われた。
香港当局が仮想通貨詐欺を摘発。当局はディープフェイクの手法を使ってイーロン・マスクと直接関係があると主張していた無認可の偽の仮想通貨取引所を閉鎖した。
彼らはイーロン・マスクを仮想通貨詐欺に利用した
香港を拠点とする仮想通貨取引所Quantum AIは、現在は使用されていない自社のウェブサイトで、イーロン・マスクと直接関係があると主張した。同社は、マスクが仮想通貨取引のための基本的な人工知能技術を開発したと述べた。さらに、人工知能によって作成されたイーロン・マスクの動画や画像が、同社のウェブサイトやソーシャルメディアアカウントに表示されていた。
香港証券先物委員会（HKSFC）は、この状況に気付くとすぐに行動を起こした。HKSFCは声明を発表し、この詐欺について仮想通貨投資家に警告し、香港警察に同社のウェブサイトとソーシャルメディアアカウントを閉鎖するよう要請した。
合計23の仮想通貨取引所が香港でライセンス登録を申請している。 HKSFCは2月に仮想通貨取引所からのライセンス申請の受付を停止し、ライセンスのないすべての事業体に対し5月末までに業務を停止するよう求めた。
しかし、香港金融管理局（HKMA）と香港中央銀行は、HSBCやHashKeyなどの地元の民間企業と協力して、実物資産のトークン化分野に参入している。
