フォーサイトニュースによると、ソウル地方サイバー犯罪検察庁のサイバー犯罪捜査部は、削除された仮想通貨ウォレットの回収に成功したという。詐欺事件に関係していたこのウォレットには、約76億韓国ウォン(約560万ドル)相当のイーサリアムが入っていた。

検察は、「アン」とだけ特定されているプログラマーが2019年1月から2月の間に156人の被害者を詐欺したと主張している。アンは取引プラットフォームに上場される予定のトークンを開発し、これらの被害者から146億韓国ウォン(約1200万ドル)相当の投資資金を騙し取ったと報じられている。

同年6月、アン氏は1,796イーサリアムを自身の仮想通貨ウォレットに移した。同氏が勤務するゲームプラットフォーム会社は、仮想通貨取引プラットフォームを運営するためにこのウォレットを購入していた。