ゴールデン・テンの報告書によると、デヴィア・グループのナイジェル・グリーン最高経営責任者(CEO)は報告書の中で、連邦準備制度のタカ派的な姿勢が新興国の中央銀行に圧力をかける可能性があると述べた。同氏は、米国の高金利により、南アフリカ、インド、メキシコなどの国の中央銀行が通貨安、インフレ圧力、資本逃避リスク、対外債務返済問題に対応して独自の金利引き上げを余儀なくされる可能性があると指摘した。

これにより、より高いリターンを求める海外投資家が集まり、新興国債券への需要が高まる可能性がある。同氏はまた、金利上昇の恩恵を受ける可能性がある金融や公益などのセクターによって新興国株が押し上げられる可能性があると付け加えた。