タイタニック号で最も裕福な男が所有していた金の懐中時計がオークションで記録破りの117万5000ポンド(約150万ドル)で落札された。

この時計は、1912年に大西洋でタイタニック号が沈没した際に船とともに沈んだ実業家で不動産開発業者のジョン・ジェイコブ・アスター4世の所有物だった。

タイタニック号が沈没した当時47歳だったアスター4世は、妻のマデリンを救命ボートに乗せ、沈没する船の途中で最後のタバコを吸った。

1週間後に回収された遺体からは、JJAと刻印された14金のウォルサム製懐中時計が見つかった。