大手#game 企業のスクウェア・エニックス・ホールディングスは先日、2012年3月期の決算を発表した。決算説明資料では、ブロックチェーン事業を今後の成長の重要な牽引役として位置付けている。同社は、この分野で卓越した成果を上げるためには先駆者となる必要があると強調し、グローバルな投資活動、事業検証、ゲームリリースによる収益化の計画を発表した。また、ブロックチェーンゲーム開発の加速は、2012年3月期の重点方針として挙げられている。

スクウェア・エニックスの2011年3月期の純利益は約492億円で、前期比3.4%減となった。売上高も前期比6.0%減の約3432億円、営業利益は同25.2%減の約443億円となった。同社は売上高の減少について「OUTRIDERS」などの新作タイトルの売上減少が要因だとしている。

ブロックチェーンの取り組みとしては、スクウェア・エニックスが「アセットミリオンアーサー」と「SYMBIOGENESIS」という2つのNFT関連プロジェクトを発表。4月23日に販売を開始した「アセットミリオンアーサー」第6弾#NFT では、NFTが75%以上売れ、セットやキャラクターが完売するなど好調な売れ行きを見せていることを明らかにした。NFTの累計発行数は14万に達し、LINEブロックチェーンにおけるアイテムトークン別取引量ランキングで1位を獲得している。

スクウェア・エニックスは、パブリックブロックチェーンを活用したビジネスの検証について、国内限定資産ミリオンアーサープロジェクトで得たノウハウを活かし、Web3ビジネスの課題を探り、解決していく意向を示した。

全体として、スクウェア・エニックスは、ブロックチェーンの機会を追求し、それを活用して将来の成長を推進するとともに、ゲーム業界におけるあらゆる問題に対処し、新たな道を模索することに引き続き注力しています。