『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、米国経済の激変によりビットコイン（BTC）と銀の価格が大幅に上昇し、金は1,200ドル以下に暴落すると予測している。キヨサキ氏はまた、BTCのさらなる導入を呼びかけている。
キヨサキ氏はソーシャルメディアXで、米国経済と米国債の持続可能性について疑問を投げかけた。同氏は、銀とビットコインが大幅に上昇すると見込まれる中、金価格が暴落し、1,200ドルを下回る可能性があると予測している。この姿勢は、キヨサキ氏が著書『金持ち父さんの予言』で「史上最大の暴落」について以前警告したことと一致する。
キヨサキ氏は、ファイナンシャルプランナーによる有形資産の認識の遅れについて言及し、金銭と手数料の影響を強調した。
同氏は、金が数十年にわたってS&P 500指数を上回っていることを指摘し、S&P指数が70%暴落すると予測している。現在、金価格は1オンスあたり2,013.43ドル、銀価格は23.41ドルであるが、キヨサキ氏は伝統的な金融商品よりも有形資産を好む姿勢を堅持している。
キヨサキ氏はここ数週間、連邦準備制度理事会、財務省、ウォール街などの機関が画策する体系的な富の浸食に対する砦としてビットコインへの支持を強めている。同氏はビットコインの分散化とインフレ耐性という特徴を称賛し、従来の金融業者の有害な慣行と対比させている。
キヨサキ氏はビットコインを対抗策とみなす
キヨサキ氏は長年にわたりビットコインの強力な支持者であり、オレンジ色のコインに対する強気な姿勢をしばしば明確にしてきた。
キヨサキ氏は昨年1月、インフレ、課税、株価操作を通じて富の減少に加担しているとして、連邦準備制度理事会議長のジェローム・パウエル氏、財務長官のジャネット・イエレン氏、ウォール街の銀行家を公然と批判した。同氏は、ビットコインがこうした行為に対する強力な対抗策として浮上していると主張している。
私がビットコインを所有する理由。ビットコインは、お金による富の盗難に対する保護です。FRB議長パウエル、財務長官イエリン、ウォール街の銀行家たちは、インフレ、課税、株価操作などを通じて、お金を通じて私たちの富を盗んでいます。それが私がビットコインを貯める理由です…
— ロバート キヨサキ (@theRealKiyosaki) 2024 年 1 月 31 日
暗号通貨市場は最近増加しており、時価総額は2兆ドルを超えました。
本稿執筆時点で、ビットコイン（BTC）の価格は51,606ドル前後で推移しており、過去7日間で6.7%上昇し、時価総額は10億ドルを超えています。ビットコインは4週間連続でプラスの軌道を辿った後、52,000ドルで抵抗に直面しています。
マイクロストラテジー、ビットコイン強気派
ビジネスインテリジェンス企業のマイクロストラテジーもキヨサキ氏の考えに賛同しているようだ。同社は現在、1BTCあたり平均価格3万1224ドルで19万BTCを保有しており、その総額は59億3000万ドルに上る。
2024年初頭からビットコインの価格が20％上昇したことにより、マイクロストラテジーの利益は40億ドル以上に増加しました。
この財務上の成功は、S&P 500指数への組み入れをめぐる議論を引き起こした。マイクロストラテジーの株価は8日間で46%の大幅上昇を記録し、米国上場企業の中で535位にまで上昇した。
