コインベースの取引所責任者を務めてきたヴィシャル・グプタ氏は、米国を拠点とする仮想通貨取引所で2年以上勤務した後、その職を退くと報じられている。
4月10日のブルームバーグの報道によると、グプタ氏はコインベースを退社するが仮想通貨業界には残る予定で、デジタル資産やブロックチェーンに重点を置いた新しいプロジェクトを始める計画がある可能性を示唆している。コインベースに勤務する前、グプタ氏はステーブルコイン発行会社サークルのUSDコイン(USDC)責任者であり、ゴールドマン・サックスの副社長でもあった。

元FTX CEOのサム・バンクマン・フリード氏は、2020年にヴィシャル・グプタ氏がコインベースの取引所の責任者に就任したことを最初に祝福した人物の一人だった。出典:Twitter
取引所の責任者の辞任は、コインベースが法務および規制当局の監視を受けている最中に報じられた。3月、この仮想通貨取引所は米国証券取引委員会からウェルズ通知を受け取ったと報告し、強制措置の可能性を示唆した。コインベースはまた、トルネードキャッシュミキサーに対する制裁を決定した米国財務省外国資産管理局に対する訴訟で原告を支援している。
本稿の公開時点では、グプタ氏のLinkedInページにもTwitterプロフィールにも、コインベースでの雇用状況に変化は見られなかった。コインテレグラフはグプタ氏に関してコインベースにも問い合わせたが、返答はなかった。


