4月2日、フィナンシャル・タイムズ紙は、スイス連邦検察がクレディ・スイスの政府支援による大手ライバルUBSによる買収について捜査を開始したと報じた。ベルンに本拠を置く検察当局は、両銀行に関与した政府当局者、規制当局、幹部らがスイスの刑法に違反したかどうか捜査している。
先月、両銀行は潜在的に壊滅的な金融危機を回避するため、わずか1週末で緊急合併することで合意した。スイス連邦検察庁は、「連邦検察庁はその使命と責任を積極的に果たし、クリーンなスイス金融センターの確立に貢献したいと考えており、その活動範囲内でいかなる事件にも即座に対応できる監督機構を確立している」と述べた。ステファン・ブレットラー検察官は政府機関に一連の「捜査命令」を出した。