検察はまた、金銭と引き換えに仮想通貨を上場させたとして、幹部と従業員らを捜査している。

韓国の仮想通貨取引所コインワンと同様に、韓国の仮想通貨取引所ビッサムの従業員も仮想通貨の上場と引き換えに金銭を受け取った疑いで捜査を受けていることが3月17日に明らかになった。ビッサム・ホールディングスの事務所と容疑者のイ氏はソウル南部地方検察庁金融捜査2課に連行され、家宅捜索を受けた。

プラットフォーム関係者は「検察が捜査中なので何とも言えない」と述べた。しかし、検察の押収と捜索はビッサムの資産ではなく人間を対象としていたため、何のことかは分からない。

この仮想通貨取引所を運営するビッサムホールディングスの社員であるイ氏は、ある仮想通貨を現金で取引所に上場した疑いで検察の捜査を受けている。イ氏の叔母の自宅とビッサムホールディングスの事務所は、蔡熙万首席検事率いるソウル南部地検金融捜査2部によって捜索され、押収されたとされている。

コインワンの元従業員であるチョン氏は、市場に導入されたばかりの多数の仮想通貨を上場する見返りに数億ウォンを受け取った疑いで2月にソウル南部地方検察庁の捜査を受けていた。

仮想通貨取引所業界で2位と3位のビッサムとコインワンが上場疑惑で検察の捜査対象となったことで、他の仮想通貨取引所も警戒を強めた。仮想通貨を現金と引き換えに上場する「違法上場」をめぐり仮想資産市場で議論が続いており、検察の捜査で新たな問題が発生する恐れがあるためだ。