Cointelegraph によると、玩具メーカーのレゴグループは、10 月 5 日のハッキング後にホームページに一時的に表示された不正な「レゴ コイン」トークン詐欺を削除した。この詐欺に最初に気づいたのは、X ユーザーでレゴ愛好家の「ZTBricks」氏で、同氏はレゴ コインを購入した人に「秘密の報酬」を約束する偽のプロモーションのスクリーンショットを共有した。「今すぐ購入」ボタンは、ユーザーをフィッシング サイトに誘導していた。

LEGO社はこの事件について公式にコメントしていないが、誤解を招くメッセージとリンクはホームページから削除された。同社は消費者向けテクノロジー製品プラットフォームEngadgetに対し、詐欺は短期間しか見られず、ユーザーアカウントは侵害されていないと伝えたと報じられている。LEGO社は「問題は解決しました。ユーザーアカウントは侵害されておらず、顧客は通常通りショッピングを続けることができます」と述べ、今後の再発防止策を実施中であるとも述べた。

「レゴ」サブレディットのモデレーター「mescad」によると、この不正なレゴコインのプロモーションは、10月5日午前1時(UTC)にレゴのホームページに初めて掲載され、約75分後に削除された。この事件は、レゴの本社があるデンマークのビルンで午前3時に発生した。コインテレグラフはレゴにさらなるコメントを求めたが、すぐには返答は得られなかった。

2021年3月、レゴのXアカウントは、3Dレゴブロックが宇宙空間で回転する短い動画に「#NFT」というハッシュタグを付けて、非代替性トークン(NFT)分野への進出の可能性を示唆した。しかし、この投稿はすぐに削除された。さらに、レゴグループの持ち株会社KIRKBIは、2022年4月にビデオゲームパブリッシャーのエピックゲームズに10億ドルを投資し、メタバース計画を加速させた。

ブロックチェーンセキュリティ企業Scam Snifferによると、仮想通貨詐欺は大きな問題となっており、詐欺師は2024年第3四半期に被害者から1億2,700万ドルを盗み、そのうち9月だけで4,600万ドルを盗んだという。