Cointelegraphによると、テレグラムウォレットは企業再編のため、イギリスのユーザーに対して一時的に制限される。この人気メッセージングアプリは9月25日、同社が金融行為監視機構(FCA)の規制下で企業資産プロバイダーとして登録すれば、ウォレット機能が再び利用可能になると発表した。それまでは、イギリス在住者向けのアプリ内ウォレット機能は無効になる。ただし、この期間中、イギリスのユーザーは手数料なしで外部ウォレットに資金を引き出すことができ、テレグラムはアカウントに関する最新情報を提供する予定だ。

ウォレット制限に加え、テレグラムは創業者パベル・デュロフの逮捕を受けて、重要なポリシー変更を発表した。同社は、正当な法的要請があれば、法執行機関とユーザーデータを共有するようになる。このデータには電話番号やIPアドレスが含まれており、プライバシーや検閲反対派の間では、国家機関による悪用の可能性について懸念が高まっている。デュロフは、ユーザーを犯罪行為から守り、プラットフォームの完全性を維持することが目的だと述べ、この決定を擁護した。

さらに、2024年9月には、Telegramは個人の位置情報機能を無効にし、「近くのビジネス」オプションに置き換える予定だ。同社はまた、少数の悪意ある人物が違法なコンテンツを拡散する悪用を理由に、ブログツール「Telegraph」のサポートを中止した。Durov氏は、Telegramユーザーの大多数はブログ機能を有害なコンテンツに使用していないが、少数のユーザーの行動がコミュニティ全体に大きなリスクをもたらしたと強調した。