ゴールデン・テンのデータレポートによると、金曜日の日経平均株価は好調なスタートを切り、ウォール街の楽観的なリスクセンチメントの広がりを受けて2.7%も上昇したが、米ドルと米国債の利回りは概ね安定していた。一方、円安も株式市場の上昇に寄与した。
一連の米経済指標を受けて世界最大の経済大国の景気後退懸念が和らぎ、米国の積極的な利下げへの期待が和らぎ、先週の市場の混乱は今週は落ち着きを取り戻した。先週、円キャリー取引の巻き戻しで大幅な損失を被った日経平均株価は、今週7.6%上昇する勢いで推移しており、週間では2020年4月以来最高のパフォーマンスを記録した。