ブルームバーグによると、ウォール街での業績報告の出だしがパッとしなかったことを受けて、アジア株の大半は下落した。日本、香港、中国本土の株価指標は軒並み下落し、韓国の株価指標は上げ下げを繰り返した。米国株は火曜日、テスラやアルファベットなど米国最大手の企業の業績をトレーダーが評価したことで下落した。台北の証券取引所は台風のため閉鎖され、テクノロジー大手の台湾積体電路製造は取引されなかった。投資家は、最近の市場上昇を牽引した上昇相場の維持にテクノロジー企業の業績を期待していた。「マグニフィセント・セブン」の利益期待が高いことを考えると、これらの企業には証明すべきことがたくさんある。
トレーダーらが来週の日本銀行の政策会合を控え、円は3日連続で上昇し、1ドル=155円に迫った。日銀ウォッチャーのうち、当局が7月31日に金利を引き上げるだろうと予想しているのは約30%に過ぎないが、90%以上が政策調整の可能性があると述べている。投資家らはまた、経済問題と地政学的リスクで市場が勢いを失っている中国にも注目している。投資家らが水曜日の国債入札と米国の製造業PMIデータを待ち構える中、アジアでは10年国債先物が小幅下落した。この記事はブルームバーグ・オートメーションの協力を得て作成された。