ゴールデン・テン・データによると、マネックス証券のアナリスト、ニック・リース氏はリポートの中で、英国のインフレ統計によりイングランド銀行による8月の利下げの見通しは「より疑わしい」との見方を示した。その結果、ポンドは対ドルで1.30ドルを超える1年ぶりの高値、対ユーロでは2年ぶりの高値まで上昇し、これまでの上昇幅を拡大した。

今月は総合インフレ率の反動の進展が停滞しているようで、来月の利下げを受け入れるのは難しいかもしれない。 6月の英国の年間インフレ率は、わずかに低下するとの予想に反して2%にとどまり、コアインフレとサービスインフレは依然として高水準にある。