キング・テン氏によると、インフレ率が目標レンジの1─3%を依然として大幅に上回っており、タカ派的なトーンを和らげる可能性は低いため、市場は水曜日に金利を8回連続で5.5%に据え置くと一般に予想されている。ニュージーランド準備銀行は5月の会合で予想外にタカ派的な姿勢を示し、利下げ見通しを先送りした。それ以降の月次統計ではインフレ圧力が若干低下していることが示されているが、RBNZは依然として7月17日の第2四半期CPI統計が政策スタンス変更の可能性の鍵となるとみている可能性が高い。 RBNZはまた、7月31日から小幅な減税を実施する政府の2024年度予算による個人消費とインフレの上振れリスクにも警戒するだろう。