キング10紙によると、欧州中央銀行執行委員のパネッタ氏は、欧州中央銀行は頑固なサービス部門のインフレや賃金の大幅な伸びについて過度に心配すべきではないと述べた。パネッタ総裁はイタリア銀行協会の年次総会で、最近のデータと見通しにより、借入コストはさらに段階的に削減できると繰り返した。

これまで、6月のユーロ圏のインフレ率は2.5%と若干低下したが、サービス産業のインフレ率は4.1%で安定していた。こうした物価圧力を受け、一部の欧州中央銀行当局者は先月初めて利下げを実施した後、さらなる利下げを約束することに慎重になっている。